『フットケアで足のお悩み解決! 一生歩くための足の健康づくり』

11月3日(木)NPO法人いきいき・のびのび健康づくり協会主催「足からの健康セミナー」を受講させていただきました。

日本ではまだまだ少ない「足」を専門に診る医師、「伊那中央病院創傷ケアセンター 山口梨沙先生」のお話は、毎日ちょっとした足のお手入れをすることで人生が変わると思えるほどの衝撃!!

今回のブログは、山口先生の講座で学ばせていただいた「フットケア」についてまとめてみました。

さて・・・「人生の最後の10年をどう生きますか?」と聞かれたら、皆さんはどのように答えますか?

きっと多くの皆さんが、「自分の足で立ち、自分のことは自分でできる、自由に動ける身体でありたい」と答えられるのではないでしょうか。

そのためには毎日の足のお手入れが大切!「人生最後まで歩ける足」をつくると言っても過言ではありません。

足のお悩みは・・・

  1. 冷え
  2. 踵のひび割れ
  3. むくみ   ・・・と続きます。

 

その他にも水虫や、爪の水虫、外反母趾や内反小趾、巻き爪や陥入爪など、足首から下の「足」のトラブルはたくさんあります。

一生歩き続けられる足を育てるには、「危ない足のサイン」を見落とさないこと。

そして、毎日コツコツと自分の足を自分で手入れすることが大切です。

さあ、今日からできることをはじめましょう!

「危ない足のサイン」に早く気づく!

毎日自分の足を見ていますか?

・・・こんな症状はありませんか?

  1.  ・・・・陥入爪、巻き爪、分厚い爪、爪白癬(皮膚の水虫を約10年放っておくと爪の水虫に・・早めに皮膚科受診)。
  2. 皮膚・・・・カサカサ・テカテカ(皮膚のバリア機能の低下)、毛があるはずのところに毛がない(=血流障害)、1ヶ月以上傷が治らない。
  3. 血流・・・・足趾の色が悪い、足が冷たい(左右差がある)、痺れる、足のむくみ、間欠性跛行(歩き続けると痺れる)。
  4. 足の構造・・足裏が痛い(足底腱膜炎)、タコ、魚の目、足趾が曲がっている、足趾が重なったり浮いている、外反母趾、内反小趾、偏平足、開張足(足の前側の横のアーチが落ちている)、足首が硬い。(靴の見直しが必要)

このような症状が1つでもあれば早めに対処しましょう。

*小さな傷が1ヶ月以上治らないのは血流障害のサイン。動脈硬化や糖尿病がある方は早めに受診しましょう。

「自分でできる! 足の冷えの改善法!」

まずは、血流障害のサインを確認してみましょう。

  • 趾の色が悪い
  • 足が冷たい(左右差あり)
  • 痺れる
  • 間欠性跛行(歩き続けると痺れ、休憩するとまた歩ける)
  • 足のむくみ

動脈硬化や糖尿病のある方は血流障害から傷が治りにくくなり、放っておくと傷の部分から潰瘍や壊疽を起すこともあり、最終的に足の切断になる可能性もあるので、早めの受診が必要です。

①足指運動グー・チョキ・パー

床や椅子に座り、足の指をしっかり動かします。入浴中、湯船につかっている時に行うのもお勧めです!

(パー)足の指を横に広げるようにして、足指の間にしっかり隙間をつくります。

(グー)足の裏の筋肉をしっかり縮めるようにして指のつけ根を折り曲げる。

(チョキ)親指だけ立てて、4本の指は折り曲げる。

*自分の筋肉の力で指が動かない場合は、自分の手を使って足の指をいろんな方向に動かしましょう。

足先がポカポカ温かくなるのを感じてみて下さい。

②足浴で足を温める!

バケツに40度くらいのお湯をためて、膝から下を約15分ほど温めます。

足の状態によって、アロマオイルを少量入れるのも効果的。(アロマオイルの種類によっては、皮膚刺激の強い物もあるので、初めて使用する時には専門家に相談することをお勧めします。)

足浴後は足指の間まで、しっかりと水分をふき取りましょう。

洗浄後は必ずクリームなどをぬって保湿を心がけましょう。

定期的に足浴を続けることによって血流障害による足の冷えや、その他の足のトラブルの改善が期待されます!

足を常に清潔に保つように心がけることも大切ですね。

「大切な足を守るための4か条」

①危ない足のサインに早く気づく。

・爪の状態(爪の形や色、厚みは正常ですか?)

・皮膚の状態(カサカサ・テカテカになっていませんか? 変色していませんか?)

・血流(足の冷えやむくみ、痺れ、足先の色に変化はないですか?)

・足の構造(たこや魚の目が出来ていませんか?アーチの乱れや足指の変形はないですか?

②スキンケア

・足浴(末梢の血液循環の改善。古い角質が除去できる。)

・爪のまわりや足の指の間、足の裏を丁寧に洗う。石鹸を使ったらしっかり流すことも重要!

・お風呂上り、足浴の後はしっかり水気をふき取り、クリームなどをぬって保湿を心がける。

③足に合った靴を選ぶ

・前回のブログに記載しております。ぜひ参考にしてください。

前回のブログはこちら ⇒ https://meitobi.com/683

④足の運動、ストレッチを行う

・グー、チョキ、パー運動。

・足の指が動かない場合は自分の手を使って足指を動かしましょう。

足は健康寿命の基盤です。

いきいきと元気に、生きがいをもって、人生を楽しむためには一生歩き続けられる「自分の足」が必要です。

毎日のフットケアで、一生歩き続けられる足・脚づくりを目指しましょう!

数回にわたって、足に関するブログを書いてみました。毎日の生活の中にお役立ていただけると嬉しいです。

<過去の関連記事>

『フットケアで100歳まで歩ける足・脚づくり』⇒ https://meitobi.com/621

『ウォーキングを楽しむための靴の履き方・選び方』⇒ https://meitobi.com/683

<運動指導者の方へ>

「足」に興味のある方、足の学びを深めたい方・・・NPO法人いきいき・のびのび健康づくり協会のセミナーで学ぶことが出来ます。「フットキネシス®のための足の解剖学セミナー」⇒ https://www.ikinobi.org/info/trainer/19383/

「フットキネシス®インストラクター養成コース」⇒ https://www.ikinobi.org/info/trainer/19267/

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA