『奈良県宇陀市　地域健康づくり』

地域運動教室「サークル立ち上げ」

健康運動指導士として、各自治体の健康教育事業に携わらせていただき２０年以上になります。

自治体の主催する運動教室終了後の受け皿として運動サークルを立ち上げ、今では市内７か所のサークルに約１５０名の方が参加して下さっています。あるサークルでは３０代～８０代までの男女が一緒に楽しく運動をしています。

『人生の最後まで自分の足で歩き続けるために』・・・生活拠点のより近いところに「運動教室」があるのが理想だと思っています。自分が生活する場に知り合いが増えればとても楽しい人生になるのではないでしょうか。

私自身も若い頃は「仕事とプライベートは別にしたい」なんて思いから、生活する場で仕事をするのを控えていた時期もありました。しかし、今では自分の住む地域で運動教室を開催することがとても楽しく、地元に知り合いが増えていくことに幸せを感じます。人は人と関わり元気に暮らしていけるのだと心から思います。

介護予防事業「膝・腰・肩のための機能改善体操」

奈良県宇陀市の介護予防事業の１つとして、２０１９年度から「膝・腰・肩のための機能改善体操」全３回の講座を開催させていただいています。６５歳以上の方を対象に「自分の身体は自分で整える」セルフコンディショニングの方法をお伝えしています。

痛みの予防・改善のための「５つの体操」を覚えていただく講座です。膝・股関節の運動を５つ。腰の運動を５つ。肩の体操を５つ。　この体操は「NPO法人いきいき・のびのび健康づくり協会」の３軽エクササイズ®（機能改善体操入門編）です。　奈良県宇陀市の講習会は、協会講師の私と東田馨子さんで開催させていただきました。

「膝が痛い」「腰が痛い」という方の中には、病院に行っても「特に問題はない」「年相応です」と言われた・・・いう方がとても多いですね。そのような場合、運動をすることによって痛みが軽減するケースはとっても多いのです。痛み探しをして痛みにとらわれて生活するよりも、「どうしたら心地よく動けるか」ということを探す方が意味あることではないでしょうか。原因のはっきりしない「痛み」は自分自身がつくり出しているのかもしれませんね。